親知らずを温存しておくと、意外な利用価値もある。「適合するケースは限定されますが、ほかの奥歯が抜けても、親知らずが残っていれば、歯根膜(歯根と歯茎を接合する部位)と一緒に歯茎から取り出して、その抜けた部分に再植することもできます。自由診療で治療回数が5〜6回、治療費は10万〜15万円ほどになります」(同)。
親知らずの抜歯は、基本的に手術と、手術創が塞がってからの抜糸の計2回で治療がすむ。保険診療が基本なので、治療費については、選択の余地がほとんどない。入院なしの場合、1本につき2000〜8000円(自己負担が3割の場合)かかるのが普通だ。
だが、「誰に抜歯してもらうのか」が思案のしどころ。若林さんは、「歯を割ってから、数回に分けて抜くような難しいケースもあります。高度な技術を求められる手術なので、腕の確かな歯科医を選んだほうがいいでしょう」と念を押す。自分で担当の歯科医を選ぶのなら、口腔外科専門医の資格があるかどうかが、目安の1つだ。 https://www.shikasale.com/category-138-b0-%E3%83%9B%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B0.html https://www.shikasale.com/category-89-b0-%E5%85%89%E9%87%8D%E5%90%88%E7%85%A7%E5%B0%84%E5%99%A8.html
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